相続税の税務調査

相続税は、税務調査を受ける確率が、他の税金と比べてかなり高いという特徴があります。

所得税や法人税などについて税務調査を受ける確率は５％以下なのに対して、相続税は25％〜30％の確率で税務調査が行われています。

そのうちの８０％以上の方が、なんらかの「申告もれ」を指摘されています。

申告された財産を種類別に見てみると、土地や建物などの「不動産」が全体の半分以上を占めているのに対し、申告もれになっている財産は「現金や預貯金」が４０％近くと一番多くなっています。

税務署は、銀行や証券会社に問い合わせて残高確認や入出金を確認する事ができます。

名義預金がある可能性もありますので、被相続人の口座だけでなく、親族の口座データも確認しています。

専業主婦や未成年の子ども名義の金融資産がある場合には、本当の所有者が誰なのかという点につき、十分検討するようにしましょう。